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夫婦仲を修復するために使う魔法の言葉

浮気を繰り返す夫、それに悲しむ妻。基本は夫婦関係がきちんとできてないからです。 まず夫婦関係をしっかり作るためには「ありがとう」「ごめんなさい」「愛している」という魔法の言葉を上手に利用しましょう。

魔法の言葉がない夫婦

「ありがとう」「ごめんなさい」「愛している」の魔法の言葉を使わない夫婦がとても多いようですが、そのような夫婦は、他人よりひどい関係になっている可能性があります。 他人との同居だったらまず「ありがとう」や「ごめんなさい」は少なくとも礼儀として使うはずです。 つまり夫婦の中には礼儀もない関係の人たちがたくさんいるのです。 「ありがとう」「ごめんなさい」は人間関係の基本的な言葉です。 そして「愛している」は夫婦の基本的な言葉ではないでしょうか。

言葉にすることで初めて伝わる

特に日本人は言わない美学というものがあります。 言わなくても分る関係というものほど素敵な関係はないかも知れません。 でも、それはただ何も言わなくてもいいということではないのです。

夫婦関係の基本ができていない人たちがただ言わない美学だなんて言っていると、赤ん坊が大人の関係をつくろうとしているようなものではないでしょうか。 つまりきちんとした基礎の勉強もしていないのに理想を追っても無理なのです。 夫婦という関係になってから、お互いの気持をきちんと伝えあえる熟年夫婦は、何も言わなくても通じる素敵な関係になれます。

でもまだそこにたどり着くには努力が必要なのです。 実際に「ありがとう」「ごめんなさい」などの言葉を、魔法の言葉なんて言わなければならないことはとても恥ずかしいことです。 これらは人間関係において当たり前の言葉ではないでしょうか。 でも日本人は特に結婚すると、これらの普通の言葉さえなくなってしまうのです。

誰に認められなくてもいい、せめて夫婦間では一生懸命相手のことを思ってやったことを認めて欲しいという気持は夫も妻も同じです。 毎日一生懸命お給料を得るために仕事をしている夫に「ありがとう」「ご苦労さま」は当然言うべきことです。 毎日一生懸命安い材料でおいしく作っている妻にも「ありがとう」「おいしいよ」は当然ではないでしょうか。 そしてそう思っているのは当然だという人がいますが、やっぱり言葉で伝えなければ、相手には通じないものなのです。

言葉だけではない

とはいっても魔法の言葉だけではありません。 確かに魔法の言葉がなくても夫婦関係がうまくいくこともあります。 例えばおいしい食事を作ってくれた妻に「ありがとう」を言わなくても「うまいな~」という表現で十分ではないでしょうか。 その言葉は妻にとって最高の「ありがとう」なのです。

「愛しているよ」が言えなくても、「たまには2人でデートしようか」でもいいのです。 この言葉の中にも十分「愛しているよ」は含まれているからです。 このようにわざとらしい魔法の言葉より効力のある言葉もありますが、どれも真心のこもった言葉なのです。

相手を無視しないこと

魔法の言葉もそれに準ずる言葉も、どれも相手の存在に向って言葉を発しています。 でも多くの夫婦間では、だんだん相手を真正面から見なくなっています。 実際に見るという行為ではなく、言葉や思いが相手を無視するようになってくるのです。

妻が妻でいてくれる、夫が夫でいてくれているという感謝が、まったく無くなっている夫婦が増えてきてきます。 この3つの魔法の言葉は相手をきちんと見つめ、相手に向って言葉を発することになります。 これが夫婦には不足しているのです。 「愛しているよ」という言葉は、ちょっと恥ずかしいけどやっぱり気持のいい言葉です。

男性なら、また1日家族のために、妻のために苦しい仕事も頑張ろうという気持になります。 妻だって、もっとおいしいものを作ろう、パートを頑張ろう、綺麗になろうと考えるのではないでしょうか。 つまり相手を意識した言葉は、自分を意識した思いが返ってくるのです。

以前CMで聞いたヨーロッパ昔話で、貧しい夫婦が結婚記念日のプレゼントに妻は自分のくしを売って夫に時計を買い、夫は自分の時計を売って妻のくしを買ってプレゼントしたという感動話がありました。 つまりお互いが相手を無視せず、第一に考えているとお互いこのように愛し合えるということなのです。 魔法の言葉も相手を無視せず、大切な人として位置付けていることが分るからこそ関係が良くなるのではないでしょうか。

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